トワイライトビアテラス

元ロックバンドのメンバー、情報誌の営業、様々な飲食店のキッチン…を経て現在、Kanazawa Music Barのマネージャーをしている宮崎龍一氏。「一貫性のない職歴と思われるかもしれませんが…」と本人は言いますが、全ての選択は自分の得意を生かして、楽しく!働くという今のスタイルに繋がっていました。(インタビューワーは広報の安田、以降Y。宮崎は「リュウさん」と呼ばれているのでRにて。Kanazawa Music Barは表記すると長いので、KMB(ケー・エム・ビー)と身内で呼んでいるのですが…ここでもそのように表記しています。)

 

Y: リュウさんが、Kaname に入ったきっかけって何だったんですか?

R: 学生時代の時にバンドを組んでいたんですよ。ヘビーメタルの。その時の同じライブハウスでプレイしていた先輩が今の社長で…

 

Y: え゛ええ!そうだったんですか!ヘ…へビメタ!

R: (笑)当時流行っていたんですよ。まあまあ、それはさて置き…前職で、肉専門の飲食店で働いていたのですが、そろそろ腰を据えて働ける場所を探したいと思っていた時に、共通の知り合いづてで社長から声をかけてもらったのがきっかけでした。正式に誘いを受けるまでに、KMBのフードのディレクションを担当しているマネージャー陣が来て、どんなもんかと試されましたよ(笑)

 

Y: 嫌な感じですね(笑)そしてオープンしてすぐの、2017年9月からカナメにジョイン。今担当している業務はなんですか?

R: KMBのマネージャーとしての業務、FLの計算、シフトの作成はもちろんのこと、キッチンもホールもやるし、ホテルの朝食企画、イベントの企画・運営、SNSの運営、写真も撮りますよ

 

Y: スーパーマルチ!

R: お客さんに喜んでもらえて結果を出すためならなんでもやります。なんでもやることをネガティブに捉えていたこともあったんですが、「職人タイプの料理人じゃないのがいいね」と言ってもらった時に、マルチであることが自分の強みだなと気づきました。

 

Y: まさに!…そもそもどうして飲食の世界に?

R: 20代は東京で音楽活動をしていたんですけど、音楽だけじゃ食っていけなかったんで、飲食店でバイトをしていたんです。居酒屋や、カフェなどを転々としながらなんとなく生きてました。でも28才の時に親父が癌になって、金沢に戻ってくることになったんです。金沢は何もない、面白くないまちだって思って上京したんで、初めは悩んだんですけど…一度外にでてから、内を改めて見ると面白くないことはないと気付くんですよね。あたりまえのモノの価値に気付くのは難しい。それに、面白くないのなら作ればいいんだと向き合い方を変えました。

 

Y: 人生のターニングポイントと言えそうですね。

R: そんなこんなで手始めに、あえて自分が苦手なことをやることにしたんです。人見知りだったんですけど…情報誌の営業の仕事につきました。

 

Y: なんでまた、わざわざ苦手なことを?!

R: 音楽活動をしている時に、同世代の仲間が就職してバリバリ働いてて…自分のライブがあるとはチケットを買ってくれてたんですね。その時に、少し負い目に感じていたんです。俺は好きなことばっかりして生きてるけど、彼らはどんどん社会で成長していってるんだなと…そんな感情もあってそれをとり戻さないとという気で働きました(笑)

 

Y: 営業としては何年ほどお勤めを?

R: 10年近く。情報誌の営業は締め切りと、紙面を埋める2つのノルマがあるので重かったですね。締め切りをどうにか乗り越えるために生きてました。今思ったら精神的に病気だったと思いますよ。ギリギリのところで辞めました。いい風に捉えると、あの時期に死ぬほど働いていたからこそ得られたことも多かったと思います。その後、情報誌時代のお客さんの飲食店で働くようになったんですが、いつか独立したいな、音楽に関わりたいなという気持ちがあることに気づきました。
そういう意味で、KMBで働けるとなった時に今まで自分がしてきたことが全て生かせるかもしれないと思ったんです。

Y: KMBを一言で表すならなんでしょう?

R: 難しいですね…こうなるべきということになっちゃいますが「かっこいいところ」ですね。働いている人もゲストも、ドリンクも、食事も、どこを切り取っても。「かっこいい」にもいろんな意味があると思いますが、見た目だけじゃなくて、そこに信念や哲学があって、それが貫かれている状態を目指しています。まだまだ発展途上です。

 

Y: その信念とは、なんですか?

R: KMBを運営している会社、SLACKTIDEの信念に「最高の金沢体験を」という言葉があります。僕たちはこのハードをもって、それを体現するサービスを作っていかなくてはいけない。県外や、世界からゲストを迎えたときに金沢にまた来たいと思うような感動体験を作るのはそう簡単ではない。KMBは金沢のナイトライフと言えば!という存在にならなくてはと思っています。

 

Y: そのためにやらなくてはいけないことはたくさんありそうですね。

R: 今のKMBには将来独立したいと思っている人も多い。なら、なおさらここでしかできない経験をつめる環境を作れたらなと思います。俺はこれしかやらないから…と決めつけるのではなく、柔軟にチームがよくなるために動いていく、挑戦するということを加速化させていきたいです。仲がよくて楽しいという次元ではなく、仕事としてチームでやっていく時に、意見を正直に言い合ったり、議論することで高めあうことを楽しみたい。それにマネージメントとか、マーケティングなどの知識や経験があっても損はしないでしょう。飲食店として捉えると特殊な環境だと思います。ホテルの1階にあって海外のお客様も多く、最高のサウンドシステムがあって、ミュージックセレクターという存在があり、朝食・ランチ・バータイムの運営がある…チームで連携することでしかなりたたないような課題ばかりです。

 

Y: リュウさんのKMBでの、やりがいはなんですか?

R: マネージャーとしては、自分の考えてることが形になるのが面白いです。2018年の夏はトワイライトビアテラスを企画して、目標も達成できて…一人じゃなくチームで取り組めたことで、来年はもっとよくなるなという想定もできています。はぐるまになってやってても面白くない。KMBで働く良さは… 自由さですね。やりたい!と手を上げれば、自分で目標を立ててそれを達成する責任を持たせてもらえる…挑戦できる環境です。そして、個性的な仲間がいる…僕にとっては、夢が見れる場所です。

kanazawamusicbar, event

 

\ おまけ /
ここでしか味わえない!個性的でオススメのレストランは?

松任のむささび亭
フレンチがベースの無国籍料理で、何食べても美味しい。マスターが元パンクバンド出身のくそやろう(笑)で、音楽関係のイベントも、やっていています。いい店です。

名前未定
 2020年の春、オープン予定の肉好きにすすめたい注目店。イタリアンといえばトマトのイメージがあるかと思いますが、イタリア中部のあたりの肉肉しい料理がベース。Tボーンステーキは最強。オープンしたらまた、更新します!

タパス エ バール
金沢のフレンチ、イタリアンでは第一人者の「ぶどうの木」の総料理長が立つ人気店。その時仕入れた最もいい食材を、最もよくなる方法で調理しています。先日食べた10日間燻製した鰤はすごかったなあ。本日のシェフのおすすめを頼むべし。

 

Kaname Innの求人について
https://kaname-inn.com/ja/jobs/

 

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