ひがし茶屋街は金沢のいたるところに散らばっていたお茶屋を一点に集めたのが始まり。金沢市内には他にも、にし茶屋街と主計町茶屋街があり、その中でもひがし茶屋街は一番大きい茶屋街です。
現在は、大人の街だった江戸時代と違って、老若男女を問わず、カフェやスイーツなど、金沢の一大観光地として大人気です！
そんなひがし茶屋街の今ではなく、昔を感じられるスポットを紹介！

 

1.お茶屋とは？

江戸時代のひがし茶屋街を感じるスポットを紹介する前に、お茶屋とは何かを軽く紹介していきます！
お茶屋はお茶と言ってるだけあって、お茶を飲んだりする場所と思う人もいます。しかし、ここで言うお茶屋とは、芸妓(げいぎ・げいこ)さんたちが舞や芸を披露して、お客さんを楽しませる場。特に海外の方に多いですが、性的なサービスをすると勘違いされると思われることもありますが、そんなことはありません！
お茶屋は粋で雅な大人の社交場。建物も高貴な群青色の壁だったり、少し豪華になっていますので、そういった部分も注目して、それぞれのお茶屋さんを訪れてみて！

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2.志摩

志摩はひがし茶屋街が成立した1820(文政3)年からある建物で、国指定の文化財にも指定されてます。建てられた当初からその姿はほとんど変わらず、細部までにこだわったお茶屋が見られる。また、お客さんを迎える華やかな間だけではなく、台所や帳場など、お茶屋の裏側も見ることができるのも見どころのひとつです。
さらに、志摩の奥にカウンターになってる茶室があり、そこで抹茶と金沢のお菓子を楽しみながら過ごすのがおすすめ！
歴史ある建築の志摩をひと通り見て、江戸時代の姿を想像しながらゆっくりと抹茶を堪能して過ごしてみてください。

懐華樓の建物は築約200年あり、金沢で一番大きな茶屋です。大きさだけではなく、豪華絢爛な造りをしていて、壁は赤色や群青色などの華やかな色。金箔の水引で織られた畳の部屋もあり、見どころがたくさんあります！また、階段には朱色の輪島塗や、加賀友禅の暖簾があったりなど、石川県の伝統工芸を感じることもできるので、ひがし茶屋街の行くべき場所のひとつ。
懐華樓の建物自体はもちろん素晴らしいですが、昼はカフェとしても営業しており、Kaname InnTatemachiからも近い野田屋茶店のお茶を使ったパフェが絶品です。
建物を楽しむのもいいですが、カフェやディナーも楽しむのがおすすめ！豪華絢爛な金沢を体感してみてください！

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4.お茶屋美術館(旧 中や)

お茶屋美術館の建物はひがし茶屋街のメインストリートから一歩ずれたひっそりとした小路にあります。志摩と同じ1820(文政3)年に”中や”として創業。造りは志摩と懐華樓をかけ合わせた雰囲気で、志摩とは間取りが少し似ており、朱色の階段や群青壁の間が懐華樓と少し似た雰囲気があります。
お茶屋美術館では両館と違って、芸妓(げいぎ・げいこ)さんたちが使用してた道具の展示なだが豊富で、建物の雰囲気を味わうより、当時の暮らしなどを感じる事ができるのが魅力です。
志摩や懐華樓の後、最後に訪れるのがおすすめ！

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5.主計町(かずえまち)茶屋街

金沢には茶屋街が3ヶ所あり、「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」の3つ合わせて金沢三茶屋街と言われています。主計町茶屋街はひがし茶屋街に近く、ひがし茶屋街と合わせて訪れてほしい場所のひとつ。主計町茶屋街の歴史は他の茶屋街に比べて浅く、幕末から明治初期にかけて形成されました。
規模は小さく、歴史は浅いが、川沿いにあるので、趣のある雰囲気が漂う場所。夜にはライトアップがノスタルジーな雰囲気を演出し、散歩におすすめです！ひがし茶屋街でバーを楽しんだ後に良いかもしれません♪

 

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6.最後に

ひがし茶屋街を訪れる多くの観光客は、カフェやスイーツ、グルメなどを目的にすることが多い。そんな現代の写真映えを楽しめるスポットでもあるのがひがし茶屋街です。
ぜひ、今回紹介したひがし茶屋街の歴史や江戸時代の粋で優雅な大人の嗜みを感じながら、ひがし茶屋街を満喫してもらえればと思います！