金沢から少し足を伸ばして加賀市大聖寺の奇祭「竹割まつり」へ
![菅生石部神社の前](https://kaname-inn.com/ja/wp-content/uploads/sites/2/2025/02/f828e744c1b21012604e57e9dc59f5a9-1024x683.jpg)
「竹割まつり」は加賀市の大聖寺にある菅生石部神社で、毎年2月10日に行う御願神事の俗称です。
Kaname Inn Tatemachiからはバスと電車を使って、菅生石部神社までは約1時間40分ほどの距離。Kaname Inn Tatemachiがある金沢からは少し離れておりますが、全国的にも珍しく、足を伸ばしてでも見る価値のある神事!祭りが好きな方はもちろんのこと、ガイドブックには載らない石川県を見てみたい方にもぜひ行ってみてほしいお祭りです。
今回は、そんな奇祭の「竹割まつり」の見どころ3つを紹介していきます!
・まず、竹割まつりとは?
・見どころその1 開始の合図、燃え上がる「アズマヤ」
・見どころその2 迫力の満点の大蛇退治の竹割り
・見どころその3 大蛇に見立てた大繩の川投げ
・最後に
・まず、竹割まつりとは?
見どころを紹介する前にまず、竹割まつりとはどんなものなのかを少しだけ紹介します。
竹割りまつりは白鳳5年(677年)に始まったとされる神事で、田畑を荒らしていた大蛇を鎮めるため、村の娘を差し出す必要があった。その大蛇を青竹などで退治する目的で始まった神事といわれています。
・見どころその1 開始の合図、燃え上がる「アズマヤ」
アズマヤは高さ約3mの藁と竹でできた小さな塔です。そのアズマヤが燃え始めると、神事のメインがスタート。立ち込める白い煙の周りを白装束姿の男たちが駆け抜けます。パチパチと音をたてながら燃えるその姿は、祭りが盛り上がるポイントのひとつです!
・見どころその2 迫力の満点、大蛇退治の竹割り
![菅生石部神社竹割②](https://kaname-inn.com/ja/wp-content/uploads/sites/2/2025/02/8817063810bcb2a06e1849ed4c654918-1024x683.jpg)
竹割まつりの一番の見どころといっても過言ではないのが、青年たちが約300もの青竹を次々と勢いよく石畳に打ち付ける瞬間です。
人によって勢いや力強さが違うため、石畳に打ち付ける音の違いもひとつの注目ポイント。その打ち付け方によって、青竹の割れ方も変わり、きれいに割れた青竹を見ると思わず声を出してしまうくらい、見てる側も気持ちよくなります。
また、神事の最後にはその竹をいただくこともでき、無病息災の御祈願としてお箸などにされる方が多いです。
・見どころその3 大蛇に見立てた大繩の川投げ
青竹のほとんどを割ったあとは、大蛇を模した大繩を拝殿から引きずり出して、近くの大聖寺川に投げると神事が終わります。大繩というだけあって、迫力満点の大きさ。大繩は高さのある橋の上から投げるというのもありますが、大繩の重さで水に打ち付ける音も見どころのひとつです!
・最後に
御願神事 竹割まつりが行われる大聖寺は少し遠いですが、全国的にも珍しい奇祭なので、見に行く価値があります。また、大聖寺には石川県立九谷焼美術館や個人的におすすめな古民家カフェ「FUZON KAGA Cafe and Studio」などがあります。北前船としての寄港地の橋立も近くにあり、歴史的な場所もたくさんありますので、合わせて訪れるのがおすすめです!
石川県加賀市大聖寺敷地ル乙81 Map | |
0761-72-0412 | |
Kaname Inn Tatemachiからは、車で約1時間10分 バスで片町バス停よりバスで金沢駅まで約15分 金沢駅よりIRいしかわ鉄道で約50分乗車 大聖寺駅下車後、徒歩約25分 |
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詳細はホームページ |
![秋山アレックス](https://kaname-inn.com/ja/wp-content/uploads/sites/2/2024/06/T029N3KNVRC-U04Q47NUVK3-8ab7f6ef3eb4-512.jpg)
Kaname Inn Tatemachi フロントスタッフ カフェ巡りが好きな人間。